下仁田町の景観を生かして建てた安中市のA邸。
設計力が特徴のますいいリビングカンパニーが、ご夫婦の要望に合わせてデザインした、2階リビングの住まいです。
二拠点生活の実現を目指して
A様がご夫婦で相談に訪れたのは、2022年夏のこと。
東京都内で生活を営んでいますが、コロナ禍でリモートワークが中心の働き方に移行したこともあって、奥様の実家である下仁田町に帰省する機会も増えたそうです。
そこには空いていた土地もあったため、ゆったりとした時間が楽しめるセカンドハウスを建てられないかと考え、相談にいらっしゃいました。
当初から、その場所からの眺めが気に入っていたため、景観を生かした建物にしたいということ、セカンドハウスなのでコンパクトな家が良いということ、友人らを招くことを想定して1階には土間がほしいといった要望をお持ちでした。
そこで、柔軟な発想と設計力が特徴のますいいリビングカンパニー高崎分室を紹介。初訪問で設計担当者と意気投合したようで、そのまま計画が順調に進み、ご夫婦が思い描いていた住まいが実現しました。
お気に入りの景色を楽しめるセカンドハウス
完成した住まいは、約23坪というコンパクトな面積の中に、要望を見事に納めています。2階は眺望を生かしたリビングと寝室に。1階はダイニング・キッチン+水回り。群馬県内の戸建て住宅では、LDKは同じフロアにするのが普通だと思いますが、ここでは用途ごとにフロアを分ける、都市部の狭小住宅のような発想でデザインしたのかと感じるような設計でした。
2階のリビングは、屋根の傾斜も活用してゆとりある空間デザインに。家族でくつろぐには最適のように感じます。
1階は建物の前に木製カーポート付きの駐車スペースを確保したため、室内の土間の領域は小さくなりましたが、玄関を空けて広いスペースとして私用することもできます。バーベキューなどをする際も、1階にキッチンがありますのでスムーズでしょう。
群馬県産木材をふんだんに用いて、すっきりしたデザインながらも木の雰囲気が楽しめる住まい。都内との二拠点生活を楽しむ上では十分な癒やしを与えてくれそうです。